色々な扉に取り付けられた鍵
扉の用途によって取り付けられる鍵の構造が変わってきます。 ここではいくつかドアの用途に合わせて取り付けられる鍵の種類を紹介したいと思います。
玄関錠
玄関や勝手口など、主に外から建物内へ入る際に使用する扉へ取り付けられる鍵です。 いちばんの役割は外からの不正解錠を防ぐこととなりますので、防犯性が高い構造をしています。ピンシリンダー、ディスクタンブラー錠、ディンプルシリンダーなど色々な種類がありますが、現在ではピンの数が6ピン以上は必要と言われています。
間仕切り錠
建物内の個別に仕切られた部屋のドアに取り付けられる鍵です。 寝室、浴室、トイレ、書斎などがあります。 外から施錠・解錠できるタイプはあまりなく、主に入室時に中から鍵を掛けるために使用されます。非常時を考慮し、コインなどで外から開ける機能をもつ錠前が多いです。
表示錠
主に浴室やトイレなどに使用される錠前で、中から施錠・解錠することで、外側に部屋への入室の有無を表示する機能をもっています。間仕切り錠の仲間です。
空錠
施錠の必要がない部屋の扉に使用されます。 その名の通り鍵はかけることができません。
戸襖錠
現在はあまり見る機会がないかもしれません。 洋室と和室を区切るためのドアに取り付けられる錠前で、片方は洋室用のレバーとなっており、もう片側は和室向け襖貼り仕様となっています。